2014-01-01から1年間の記事一覧

第二章 ハンスの手記

私は双極性障害をわずらっている。双極性障害のⅠ型だ。躁のときは徹夜で作曲をすることができるが、鬱のときは一日中眠っている。第一交響楽は鬱からよみがえったときに書かれた作品だ。病気がひどいので食べるために職業訓練学校にかよっている。死にたいと…

或る作曲家の物語

第一章 音楽の仲間たち 鬱病で苦しんでいたハンスは作曲家だった。躁の状態になると創作意欲が沸き起こり交響曲を次から次へと作曲していった。ハンスは貧乏でパンとスープでその日、その日を過ごしていた。教会の聖歌隊のミサ曲を作曲することもあった。指…

血のペン

理解できない大きな石がこちらに向かって飛んでくる 衝動的によけようとしたらぶつかってしまった どうしたらよいのだろう 身動きがとることができない 歌のタペストリーが頭のなかでぐるぐるとかけ回っている ぼくはどうしたらよいのだろう 歌うべきか書く…

『信仰とは何か』

私はクリスチャンである。死にたいと思ったこともある。しかし、イエス・キリストに助けられて「今を生きている」。統合失調症と仲良くなるためにキリスト教の教えである「忍耐」が必要だと求道生活を通して身をもって知ることができた。思考がまとまらない…

眠るために本を朗読している。

私は統合失調症をわずらっている。そのために不眠症がひどい。だから睡眠導入剤を飲んでいる。それでも眠ることができないことが多い。だから、母にむかって図書館で借りた本や村岡花子の随筆や童話を朗読している。そうすると疲れてぐっすりねむることがで…

小説『劇団のひととき』

私は劇団のシナリオライターだった。ジャズを聴きながら執筆に明け暮れている。ジャズを聴きながら書くと即興性が加わることが多いからだ。劇団の名前は「トンプク座」だった。今日の講演はG・ガルシア=マルケスが著した「百年の孤独」を原案にした「十億光…

今日は図書館にいってきました。

今日は図書館にいってきました。ゲリラ豪雨で帰りはずぶ濡れでした。 そのあと体調を崩してしまい病院で点滴を打ちました。。 借りた本は保坂和志さんの『小説の自由』とガルシア=マルケスの本です。 小説が書けたらいいな。

神様との雑記

私は遠藤周作の『沈黙』のセバスチャン・ロドリゴの書簡と新約聖書のペテロの手紙を読むことにした。母が無神論者で改宗してもらいたいという気持ちが強いためだ。私は統合失調症を患っている。より頼むのは神の御言葉しかない。宣教師には『信徒のための改…